初夏の色どり「エンドウ豆」の種類と簡単豆ごはんのレシピ
豆の緑色は、初夏の旬の料理の色付けとして、ぱっと浮かびますよね。
豆ごはん、肉じゃが、炒め物や和え物など、ヘルシーで美味しいものばかりです。
今日は豆の代表格であるエンドウ豆と、エンドウ豆を使った豆料理を紹介していきます。
エンドウ豆の種類
エンドウ豆は、実が大きくなる前に若取りし鞘ごと食べる「サヤエンドウ」と、鞘を食べずに実を食べる「実エンドウ」の2種類に分けられます。
エンドウ豆は暑さに弱く、真夏に枯れてしまうので、旬は春から初夏までです。
サヤエンドウは年中出回りますが、実エンドウであるグリーンピースは旬の時期しか出回りません。
・サヤエンドウ
若い鞘の状態で収穫します。
・絹さや
長さ5cm位の鮮やかな黄緑色で、鞘が薄いのが特徴です。
シャキッとした歯ごたえです。
ベータカロチン、ビタミンC、ビタミンB、タンパク質、食物繊維、ミネラルが豊富に含まれており、免疫力を高め、疲労回復、がんなどの生活習慣病の予防やアンチエイジング、整腸効果、体の組織を整える等の効果があります。
火を通しすぎると、ビタミンCが損失しやすくなります。
ベータカロチンを摂取するために、油で調理するといいでしょう。
<絹さやの下ごしらえ>
- 先端のヘタを指で折ります。
- 鞘の真っすぐな方の筋をスーッとはがす
- 反対側も同様に筋をはがす
- お湯に塩を適量加え、1分位茹でる
- 茹でたあとは、冷水に浸ける
茹でる時は、火の通りがとても早いので、サッと茹でれば大丈夫です。
冷水に浸けると、色が良くなります。
ちらし寿司、汁物、炒め物、和え物、卵とじなどの色付けとして使われることが多いです。
・グリーンピース(実エンドウ)
若い鞘のままで、豆がまだ柔らかくて未熟な状態で収穫します。
鞘は食べずに、中の実だけ食べます。
スーパーなどで実だけ売っているのと、鞘ごと売っているものがありますが、鮮度が落ちやすいので、鞘付きのものを選ぶと良いでしょう。
豆ごはんや、肉料理の付け合わせに使われる事が多いです。
食物繊維、ビタミン、タンパク質、カリウム、ベータカロチンなどが豊富に含まれており、整腸効果、生活習慣病の予防、美容効果などが期待されます。
・うすいえんどう
グリーンピースは、全国で親しまれていますが、うすいえんどうは、関西で流通されています。
実が大きく甘みがあり、グリーンピースの青臭さも少ないです。
その甘さが、豆ごはんや、卵とじなどに適しています。
また、豆が完全に熟してから収穫した場合は「エンドウ豆」と呼ばれます。
【豆料理レシピ】みんな大好き!簡単豆ごはん
おうちのごはんはもちろん、お弁当でも人気の豆ごはんのレシピをご紹介します。
豆はグリーンピースか、エンドウ豆を使うとよいでしょう。
<用意するもの>
2人分の材料です。
- 豆1パック
- 米1合
- 塩 適量
- 味の素 適量
①米を洗い、真ん中に豆を寄せるように入れます。
③塩と味の素を適量振って、10~15分おきましょう。
③しゃもじで軽くかき混ぜて、普段どおりに炊飯します。
より美味しくするコツは、お米を洗い終わったら、豆と塩、昆布5cm位に切ったもの、お酒大さじ1を加えて、かきまぜて30分おくことです。
ひと手間でより美味しい豆ごはんになりますよ。
まとめ
エンドウ豆の種類や、人気の豆ごはんのレシピをご紹介しました。
旬のエンドウ豆で作った豆ごはんや卵とじは栄養もたっぷりで、美味しく食べられるのでおすすめです。
豆の黄緑色で、季節を感じてみてはいかがでしょうか。