「新じゃが」について
春先から夏場にかけてが旬と言われている「新じゃが」は、冬のじゃがいもとは違った魅力が色々とあります。ここでは、「新じゃが」について、ご紹介します。
【新じゃがとは?】
一般的に、春先から初夏に収穫される、じゃがいもです。地方によっては旬の季節が異なり、九州では3~6月、本州では5月~8月、北海道では7月~11月あたりに収穫されます。
みずみずしく皮が薄くてやわらかいので、皮ごと食べることができます。
【普通のじゃがいもとの違いは?】
普通のじゃがいもの旬は、3月~6月頃にかけてと、9月~11月頃の2回あります。貯蔵がきくため、旬以外の時期でも、市場に出回ります。
新じゃがは、普通のじゃがいもに比べて小ぶりなものが多いのが特徴です。また、水分を多く含んでいるので、とてもみずみずしい食感を味わうことができますが、日持ちはしません。
【新鮮な新じゃがとは?】
芽が出たり、皮が緑色のものは、有毒物質の「ソラニン」が生成されているため避けましょう。皮に張りがあり、傷やシワがなるべくないものを選ぶようにしてください。古いじゃがいもの皮は厚いため、皮が薄くて、表面がなめらかなものがおすすめです。
【保存保存は?】
〔常温保存〕
約1~2週間、保存可能です。ビニール袋に入れて保存をすると、傷みやすくなりますため避けましょう。
日光に当たると芽が出るため、風通しのいい冷暗所で保存するようにしましょう。りんごと一緒に保存すると、発芽しにくいと言われています。
〔冷凍保存〕
約1カ月、保存可能です。皮をよく洗ってから、そのまま丸ごと、冷凍用保存袋に入れて冷凍することができます。調理する際は、凍ったままポトフやカレーなどに加えるなど、煮込み料理がおすすめです。
【おすすめの調理方法】
新じゃがは、水分が多く含まれているため、煮崩れしにくいという特徴があります。煮物にしたり炒めたりすると、ホクホクして、しっとりとした食感を楽しむことができるため、おすすめです。
【簡単レシピ】
〔材料(4人分)〕
・新じゃが:500g(8~10個程度)
・サラダ油:大さじ1と1/2
・砂糖:大さじ1
・醤油:大さじ2
・みりん:大さじ1
〔作り方〕
①皮ごと洗って、耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをします。
②600wの電子レンジで4分を目安に加熱します。
(竹串などをさして、かたいようなら、更に30秒ほど加熱します。)
③フライパンにサラダ油を入れて火をつけ、新じゃがを入れます。
④中火で、皮にきつね色の焼き色がつく程度まで、ころがしながら炒めます。
⑤調味料を加えて、水気を飛ばすようにしながら煮絡めたら完成です。
簡単にできるので、ぜひ一度作ってみてください。