軽作業（手作業）の内職とは？

2020年の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、収入が減ったり、雇用が不安定となったりしている方が増えています。また、外で働くのも、不安な方もいるのではないでしょうか。そんな方に、おすすめの「軽作業（手作業）の内職」についての基本的なことを簡単にまとめてみました。

◆「内職」とは？

企業やメーカーなどに雇用され、在宅で軽作業などの仕事を行って、収入を得ることを言います。法律上、「内職従事者」は、企業から雇用されている『被雇用者』という区分に分類されています。

「内職」に類似する業態の仕事といわれている「在宅ワーク」は、受注した業務を自宅などで行い、クライアントに納品しますが、「内職」と違って、法律上は『個人事業主』に区分されています。

◆「軽作業（手作業）の内職」の種類は？

紙を加工するものから、箱の組み立て、ポリ塩化ビニル系素材の組み立てなど様々なものがあります。他にも、検品作業や、商品・郵便物の封入作業、シールはり、値札づけ、伝票整理などもあります。また、機械ではできない、機械加工後のバリ取りなどの最終整形作業もあります。基本的には単純作業が多く、未経験者でも取り組むことができる内容の場合がほとんどです。少し技術がいるものとしては、ミシンによる裁縫を必要とする作業やアクセサリー作成、陳列ケースに並べる商品見本の製作などがあります。

◆報酬は？

一般的に、アルバイトやパート勤務と違い、時給ではなく、出来高に応じて支払われることが多いです。「内職」は、単純作業で、どなたでも行うことができる場合が多いため、作業内容にもよりますが、作業単価がかなり低く、１円にも満たないこともあります。また、納期に間に合わないと減額になってしまったり、完成度が高くないと返品されたり減額になる場合もあるため、注意が必要です。

◆「内職」の探し方は？

従来は、役所や公共職業安定所、商工会議所での募集のみでした。しかし、近年では、インターネットでの募集が普及しています。

◆一般的に、採用されたら？

①内職業者が、内職をする方の自宅へ、軽作業する商材を配達したり、郵送したりします。または、内職をする方が商材を取りに行きます。

②依頼された作業を行います。

③作業が終了したら、納品します。

④検品作業を経て、合格品となれば、給料が支払われます。

「内職」に興味がある方は、一度「内職」を探してみてはいかがでしょうか。