和室掃除をする際の注意点と掃除方法
和室掃除は、素材が劣化したり、シミがついたり、カビが発生することもあるため、水分に注意が必要です。ここでは、「和室掃除をする際の注意点と簡単な掃除方法」について、ご紹介します。
◆和室の特徴は?
日本の風土に見合った施工で造られているのが特徴です。湿度調整のできる畳や壁、障子を使うことで、水分を吸収したり放出したりできるようになっています。
比較的、掃除しやすい洋室に比べて、和室は掃除しにくい傾向があります。何故なら、水分を含むことで、素材を痛めたり、シミになったり、カビが生えてしまうからです。掃除をする際には、水分に、十分気をつけるようにしましょう。
◆天井の掃除方法は?
長い柄の、静電気を帯電させてホコリを集めるフラワーモップのようなもので、ホコリを払います。特に、天井と壁の角付近は、蜘蛛(くも)の巣やホコリがたまりやすいため、しっかり掃除をしましょう。
最近は、木目印刷された紙を使用している天井があります。その場合、水を含んだ雑巾やスポンジでこすると、表面が破ける可能性があるため、注意しましょう。
◆壁の掃除方法は?
ハタキなどで、ホコリを落とします。
漆喰(しっくい)の壁や土壁は、水拭きすることができません。また、こすってしまうと、ポロポロと表面が崩れ落ちることもあるので、気をつけましょう。
◆障子の掃除方法は?
障子の桟(さん)にたまったホコリは、上から下にハタキなどで払います。角などは、やわらかい歯ブラシなどで、優しくこすりましょう。
◆畳の掃除方法は?
①畳の目の方向に合わせて掃き掃除をした後に、掃除機をかけます。畳の奥に入り込んだホコリを取り除くには、畳1枚を1分程度の時間をかけて、ゆっくり丁寧に行いましょう。
②乾いた雑巾で拭きます。汚れが落ちない時は、固く絞った水雑巾で拭き、すぐに乾いた雑巾で拭きましょう。
※アルカリ性の重曹などは、井草畳が傷んだり、変色する可能性があるため、避けましょう。
◆敷居の掃除方法は?
敷居の隅には、ホコリがたまりやすくなっています。掃除機をかける時は、襖や障子を開けて、隅は、細いノズルを使って吸い込みましょう。
和室を掃除する際には、水分に十分注意して、掃除をするようにしましょう。