フローリングのとれにくい汚れの落とし方
フローリングは畳に比べると、掃除しやすいですが、油汚れや、ベタつき、黒ずみなどのとれにくい汚れもありますよね。ここでは、「フローリングのとれにくい汚れの落とし方」を簡単にご紹介します。
【軽い汚れ】
まずは、洗剤などを付けずに、水で濡らし固く絞った雑巾で拭きます。そして、すぐに乾拭きします。
※フローリングの素材は水分に弱いため、床の劣化や変色の原因になってしまいます。水が床に残らないようにして、窓を開けて換気もしましょう。
【ベタつき】
キッチンの油汚れや、裸足で歩くことにより、足の裏の皮脂がフローリングに付着したことが原因です。
雑巾などに、中性洗剤と水を同量で割ったものを含ませて汚れを落とします。そして、水拭きをして、乾いた雑巾で乾拭きします。
【カビ】
じゅうたんやマットなどを敷いたフローリングの下は、湿気が溜まりやすく、カビが生えてしまうことがあります。
カビを取り除くには、雑巾などに中性洗剤と水を同量で割ったものを含ませて汚れを落とします。そして、水拭きをして、乾いた雑巾で乾拭きします。
もし、それでもカビが落ちないときは、無水エタノールを70~80%に薄めたものを直接カビに吹きかけ、雑巾で拭き取ります。
※無水エタノールを使うと、フローリングが色落ちすることがあるため、注意してください。
【黒ずみ】
皮脂や油が酸化すると、黒くなってしまっています。
酸化した油は落ちにくいため、アルカリ性の洗剤を薄めて擦り落とさなければなりません。
アルカリ性の洗剤は、多くの細菌や微生物が死滅するため、除菌することもできます。しかし、「重曹」などのアルカリ性の洗剤は、ワックスを溶かしてしまう性質があります。
雑巾などに、大さじ2~3杯の「重曹」を1Lのぬるま湯に溶かして薄めたものを含ませて、汚れを落とします。「重曹」の後に、20~30%に薄めた酸性の「クエン酸」を使い、中和させます。「クエン酸」は、汚れをつきにくくする効果もあります。
ワックスが溶けてしまう可能性が高いため、軽い汚れの時点できれいにして、黒ずみをつくらないよう予防することが大切です。
フローリングの落ちにくい汚れを落とすときは、注意しないとフローリングを傷つけてしまうことがあるため、早めに汚れを落とすよう心がけましょう。