機械浴槽は徹底洗浄が重要?介護施設における衛生管理と清掃ポイント

機械浴槽は介護専用の入浴設備で、主に介護施設や病院で利用されています。
一般家庭の浴槽と比べ、構造が複雑で衛生上の観点から、徹底した清掃や管理を実施する必要があるでしょう。
当記事では、機械浴槽の特徴や徹底洗浄の必要性、そして効果的な掃除方法について解説いたします。
機械浴槽の特徴
機械浴槽は、立位や歩行が難しい高齢者や要介護者が、臥位(寝た姿勢)あるいは座位状態で入浴できるのが最大の特徴です。
一般家庭と違って浴槽をまたぐ必要がなく、リフト装置などで移乗して入浴できるので、介助時の身体的負担を軽減しつつ、安全に入浴しやすい環境づくりにつながります。
見た目はサイズ・重量ともに大きめで、ニーズに合わせてさまざまなタイプがあります。
介護施設で機械浴槽の徹底洗浄はなぜ必要?
複雑な構造の機械浴槽は、汚れやすい箇所が多くあり、放置するとヌメリや黒カビの発生、雑菌やレジオネラ菌の繁殖など衛生的なリスクが生じます。
本体や各部品の劣化、トラブルにつながる可能性もあるため、定期的な徹底洗浄が必要といえます。
水アカや汚れを適切に除去することで、機械浴槽を良好な状態に保ちやすくなり、修理などのコスト削減にも役立つでしょう。
また、清潔感のある環境を維持することで、利用者に安心感を与え、介助者も快適に業務を行いやすくなります。
機械浴槽の掃除箇所
浴槽内部だけでなく、構造や機能に応じて必要な箇所の掃除を行う必要があります。
衛生管理・感染対策として、次の掃除箇所を念頭に置き、機械浴槽を効率よく清掃しましょう。
① 浴槽内部
一般家庭の浴槽と同様に、水アカ・石鹸かす・皮脂汚れが溜まります。
雑菌増殖を防ぐため、使用後は専用洗剤やブラシなどで汚れを落としましょう。
② 循環装置
毛髪や皮脂が溜まると、循環装置やフィルターが詰まりやすくなります。
悪臭の原因にもなるので、定期的に清掃を行い、必要に応じてフィルター交換を実施しましょう。
③ ノズル部
ノズルがある場合、雑菌発生や水詰まりを起こすリスクが生じます。
ノズルの隙間はこまめに掃除して、汚れが残らないようチェックをしておくと安心です。
④ 配管/ポンプ
特に循環タイプの機械浴槽は、配管やポンプ内部にもヌメリや汚れが付着しがちです。
専用の洗浄剤を用いて定期的に対策をしましょう。
⑤ 身体が触れる箇所
例えば固定ベルト、レール部などは皮脂汚れが溜まりやすく、汚れを放置するほど作動不良の原因につながりやすいです。
使用後はこまめに清掃を行い、必要に応じて適切な消毒を実施するのが理想的です。
まとめ
機械浴槽は、日頃から衛生管理やメンテナンスを継続的に行う必要があります。
今回まとめた掃除箇所を意識して、清潔な状態を維持できるように心がけてください。
しかし、介護の現場では深刻な人手不足が続いており、複雑な機械浴槽の徹底的な洗浄をスタッフだけで対応する余裕のないケースも多いのではないでしょうか。
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